住まいのことQ&A

住宅購入におけるさまざまなQ&Aを随時更新していきます。

家を買うなら自己資金を貯めてからの方がいい?

利息分

お家探しを始めたばかりのお客様からかなりいただくご質問です。

たしかに一昔前は住宅ローンを組もうとしても、自己資金がないと厳しい審査をされていました。

しかし近年の金融機関の傾向としては、自己資金0円でも問題なく融資を受けられることがほとんどです。

(金融機関によっては、諸費用分を自己資金でまかなうと金利条件が良くなることもあります。詳細はお気軽にスタッフまでご相談ください。)

 

しかも、例えば住宅購入の為に3年間必死に貯金をして300万円貯めたとしましょう。

4,000万円の物件を検討していたとして、借りる金額が3,700万円になって良かったねと思いがちですが、この減った300万円でお得になったのは300万円にかかる利息だけです。

仮に300万円を0.6%の金利で35年間借りたとしても、支払う利息は約33万円です。

 

ここで1つ質問です。

このお金を貯めていた3年間の間に居住費はいくらかかっていましたか?

あくまで上記は例ですが、この例でいくと33万円以下だった場合は貯めてからの方が得な方もいるかもしれませんね。

この低金利が3年後に続いていればですが('_')

賃貸or購入

戸建て

いつの時代でも、どの媒体でも取り上げられるお馴染みのテーマですね。

結論から言うと、この問題は正解がありません。だからいつの時代も取り上げられるんでしょうね。

 

というのも、これはその人の価値観とか、何に重きを置くかで変わるからです。

例えば私はこの仕事に就いたのが21歳の時でしたが、この時は賃貸で借りている実家に住んでおり、家族みんなで出しあって毎月駐車場代を入れて14万円程支払っていました。

しかし仕事柄、裕福な大家さんと接点を持つことが多く、ある時この人達を肥やしているのは自分達なんだなと思ってしまい、24歳の時にマンションを購入しました。

 

このように「お金」にフォーカスを当てて考えると、購入する方が良いと言えます。

実は賃貸と購入で、一生で支払う金額は大きく変わらないとされています。

しかし大きく違うのは、その支払先です。

賃貸ですと家賃として全て大家さんの家賃収入になってしまいますが、購入するとなると多くの方が住宅ローンを組み「返済」という形で支払います。

つまり購入すると支払った分は全て自分の資産になります。

 

また、実は大家さんもアパートローンを組んで賃貸経営していることが多いです。

つまり大家さんも返済がある訳です。なので、返済額+収入になるように家賃設定をしています。

そういった理由から、購入すると賃貸よりも毎月の支払いが下がるケースも多くあります。

 

他にも挙げたらまだまだ根拠がありますが、長くなるのでここまでにします。

もちろん、賃貸はその時々のライフスタイルに合わせて住み替えがしやすいなど、そういったところに価値観を置かれていらっしゃれば賃貸という選択もあるでしょう。

しかし、お金という面に関しては“購入派”の方が断然有利と言えそうですね。

中古住宅の耐震性

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中古住宅を検討される際に必ずと言っていいほど質問されるのが耐震のお話しです。

木造住宅の耐震基準改正は2度ありました。

多くの方に周知されているのは1981年6月の建築基準法改正のものだと思いますが、実はこの改正後1995年の阪神淡路大震災で多くの住宅が倒壊してしまいました。

その後2000年6月にも改正があり、現行の耐震基準はこれ以降の物になります。

ですので中古住宅をご検討する場合は最低限この築年数は気にしたほうが良いでしょう。

また、費用はかかりますが耐震診断や近年ではホームインスペクションなども馴染みが出てきておりますので、詳しくは営業担当にご相談ください!